今や国際的なイベントとなったNVIDIA GTC CHINA 2019は12月16日から19日に中国の蘇州で開催されました。最もホットなトピックである最新のコンピューティングによって提供される可能と最先端の現場での具体的で洞察に富んだ講演内容はトップクリエイターにダイレクトに訴求するものでした。
AI革命が業界を縦断してあらゆる分野に広がっていることから、NVIDIAの創設者兼CEOであるJensen Huangが12月18日のカンファレンスステージに登場し、NVIDIAプロダクトの大量導入によって得られる高速化のためのAI関連の最新のテクノロジーを披露しました。
蘇州で開催されたGPUテクノロジーカンファレンスに集まった6,000人以上の科学者、エンジニア、起業家に対する彼の基調講演では、AI展開の進歩と、自動車、ゲーム、ヘルスケア業界でのNVIDIAの取り組みに触れました。
Jensen Huang氏は「私たちはアインシュタイン、レオナルドダヴィンチス、ミケランジェロのためにコンピューターを構築します」、「これらのコンピューターは科学者、エンジニア、そして芸術家すべての皆様のために設計されているのです。」と通路にまで溢れた会場の全ての観客に向けて熱く語り掛けました。
さらに、Huang氏はRayvision INC.(Fox Renderfarmの運営会社)をアジア最大のクラウドレンダリングプラットフォームと紹介した上で、Rayvisionが近い将来NVIDIA RTX GPUを用いたより高速なレンダリングサービスを提供できるだろうとRayvisionのサービスロードマップを公表しました。例えば5,000 RTX GPUの最初のバッチは2020年にサービスインの予定ですが、これによりレンダリングのコスト効率が向上することが期待されます。計算上485時間のアニメーションレンダリングは39時間に短縮することができます。これは、ほぼ12倍速く、コストも7倍安くなります。
更にHuang氏は、あらゆる種類のAIサービスを実現できるテクノロジーが市場から強く求められているとした上で、NVIDIAが先週の水曜日にアップデートした新しい推論技術を採用したディープラーニングプラットフォームは、これらのサービスを実現する上での最速で最も効率的なものになるだろうと語っています。
これは、NVIDIAがGPUの並列処理を最適化するにあたって、コンピューティングスタック全体での作業、アルゴリズム、特定の垂直市場におけるエコシステムの専門知識を適用することで、驚異的な高速化を達成した最新の例です。
Huang氏は「GPUアクセラレーションは、ムーアの法則が破綻した現在、次なる高速コンピューティングを実現できる突破口になるだろう」と語っています。
NVIDIAの戦略的パートナーとして、弊社(Rayvision / Fox Renderfarm)はこのカンファレンスに参加させて頂いたことを光栄に思い感謝しております! RTX GPU、AI、5Gのテクノロジーによるドアを吹き飛ばすようなとてつもないパフォーマンスを近い将来Fox Renderfarmで是非体験して頂ければと思います。
リファレンス: https://blogs.nvidia.com/